京都・寺町商店街の行灯「和の灯(なごみのあかり)」の透かし和紙を制作しました。

2018.10.04

みなさんは京都・寺町商店街をご存知でしょうか?京都にお住いの方にはお馴染みの通りですが、寺町商店街は今から400年あまり前、豊臣秀吉が市中の寺社をこの地に集めたことから名付けられたといわれる商店街です。この時代以降、仏具、書物、筆など寺院になじみ深い商いを営む人々が集まり、現在も京の文化、教養を支える老舗が多く並んでいます。

このたび、ご縁があって、この寺町商店街の行灯の透かし和紙制作を承り、本日、この行灯のお披露目および点灯式を行いました(行灯の名前は「和の灯(なごみのあかり)」となりました)。「和の灯」は、商店街のお店とお店のあいだに設置され、通りに面した行灯の面には「寺町」という文字と「お寺の絵」を掛け合わせたデザインを、側面は花七宝、瓢箪の文様デザインを施しています。地上から約2、3メートルの場所にありますが、お近くにお越しの際は、ぜひ少し上を向いてご覧いただけると嬉しく思います。なお、本日の点灯式には、京都新聞社やKBS京都の方も来られ、KBS京都では明日5日11:55からの京都新聞ニュースにて、京都新聞では明後日6日の朝刊にて掲載いただけるようです。

西嶋はこの数年のあいだ、日本画制作と並行して「絵和紙」の制作に力を注いでおり、この機会を皮切りに和の空間を美しく演出するアートな素材として活用いただけたらと考えています。今後、西嶋自身もどのような空間で使っていただけるのか、日本画制作と合わせて模索していきたいと話していますが、もしご意見やご相談等ございましたら、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

ところで、今回、行灯制作でもご尽力くださったガクブチのヤマモトさまのご厚意で、明日よりヤマモトさまのショーウィンドウに西嶋の絵和紙作品を展示させていただくこととなりました。10月中は常時展示していますので、お近くに来られる機会がありましたら、ぜひご覧ください。

寺町専門店会商店街ホームページ:http://www.teramachi-senmontenkai.jp/
額縁専門店 ガクブチのヤマモト:http://www.framing-y.com/

西嶋豊彦事務所
竹田陽平