日本の伝統様式を汲み、自然素材(岩絵具、墨、絹地、和紙など)を使用して表現した絵画。自然豊かな場所で生まれ育った西嶋は、自然を慈しみ、素材を活かすことを重要視しています。
性質や種類の異なる複数の素材を組み合わせて作品をつくる技法。西嶋は日本古来の素材を見つめなおし、自身で紙漉きした「和紙」、天然樹脂塗料である「漆」を用いた作品を展開しています。
西嶋が作った造語。日本画に用いる和紙の紙漉きを行うなかで、紙の厚みの差によって「絵画的表現」ができることを発見。他にはないオリジナル作品として毎年新作を発表しています。
外の世界に出ていくことで自己を知るという信念から、従来の日本画作品とは異なる作品を海外の展示会などで発表。新しい舞台で、一表現者として過去の自分自身の殻を破る作品制作に挑んでいます。